愛犬・愛猫を守る!フィラリア予防薬の選び方と投与方法

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はじめに

フィラリア症は、蚊が媒介する危険な寄生虫病です。犬や猫に感染すると、心臓や肺の血管に寄生し、循環器系の機能を低下させます。このため、適切な予防対策が非常に重要となります。本記事では、フィラリア予防薬について詳しく解説していきます。

フィラリア予防薬の種類

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市場には様々なタイプのフィラリア予防薬が存在します。各タイプの特徴を理解しておくことで、愛犬や愛猫にとって最適な製品を選ぶことができます。

経口薬

経口薬には、おやつタイプのチュアブル製剤と錠剤タイプが含まれます。チュアブル製剤は犬が気づかずに服用できるメリットがあり、錠剤タイプは飲み込みやすい形状が特徴です。

代表的な経口薬には、「シンパリカ」や「ハートガードプラス」などがあります。シンパリカは1カ月に1回の投与で効果が持続し、ノミ・ダニ・ミミヒゼンダニ・消化管内寄生虫の予防も可能です。ハートガードプラスはフィラリアと消化管内寄生虫の予防が可能な製品です。

スポット(滴下)タイプ

スポット製剤は、首の後ろの皮膚に直接滴下するタイプの予防薬です。皮膚から徐々に吸収されるため、長期間効果が持続します。

代表的なスポット製剤には、「レボリューション」や「フロントラインプラス」などがあります。レボリューションはフィラリア予防に加えて、ノミ・ケニアダニ・耳ダニの駆除が可能です。フロントラインプラスは、ノミ・マダニ・ケニアダニの駆除にも効果があります。

注射薬

注射薬には、「パナメクチン」などがあります。年に1回の注射で1年間の予防効果が得られるため、飼い主の手間が最小限で済みます。しかし、ノミ・ダニ対策は別途必要となる点にご注意ください。

フィラリア予防薬の選び方

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予防薬を選ぶ際は、ペットの体重や年齢、健康状態、生活環境などを総合的に考慮する必要があります。例えば、屋外で活発に活動する犬の場合、ノミ・ダニ対策も重視したい場合が多いでしょう。一方、高齢のペットに対しては、副作用のリスクが低い製品を選びたいところです。

効能・効果

フィラリア予防に加えて、ノミ・ダニ・寄生虫の予防も希望する場合は、複数の効能を持つ製品を選ぶとよいでしょう。「シンパリカトリオ」は、フィラリア・ノミ・ダニ・寄生虫を包括的に予防できる製品です。

一方、フィラリア予防のみを目的とする場合は、フィラリア専用の製品を選ぶ方が経済的かもしれません。予防目的に合わせて、適切な製品を選びましょう。

投与方法

経口薬かスポット製剤かによって、投与方法が異なります。おやつタイプは飼い主に気づかれずに服用できるメリットがあります。一方、スポット製剤は投与忘れのリスクが低く、吐き戻すこともありません。

ペットの性格や飼い主の介護能力によっても、最適な投与方法は変わってきます。獣医師に相談しながら、ペットに合った製品を選びましょう。

費用対効果

予防薬には様々な価格帯の製品があります。単に安価な製品を選ぶのではなく、効能・効果と費用のバランスを考えることが大切です。

例えば、フィラリア専用の製品はノミ・ダニ対策が別途必要となるため、結果的に費用がかさむ可能性があります。初期費用だけでなく、長期的なコストを考慮して製品を選びましょう。

適切な予防スケジュール

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フィラリア予防薬を正しく使用するためには、適切な予防スケジュールを立てることが重要です。獣医師の指導に従い、時期を逃さずに予防薬を投与しましょう。

予防時期

一般的に、フィラリア予防薬の投与期間は4月から11月までとされています。これは蚊の活動期間に合わせたものです。しかし、地域によっては蚊の活動期間が長くなっている場合もあるため、獣医師に確認するのがベストです。

温暖化の影響もあり、最近では通年予防が推奨されるケースも増えています。安全性を考えると、1年を通して予防薬を投与する方が望ましいでしょう。

投与間隔

フィラリア予防薬の多くは、月に1回の投与が推奨されています。1カ月以上空けると、予防効果が低下する可能性があります。投与間隔を守ることが大切です。

ただし、注射薬の場合は年に1回の投与で済みます。飼い主の都合に合わせて、最適な製品を選びましょう。

投与量

フィラリア予防薬の投与量は、ペットの体重によって異なります。製品の説明書をよく読み、適切な投与量を守りましょう。過剰投与は副作用のリスクを高め、不足投与は予防効果が低下する恐れがあります。

体重が変化した場合は、投与量の見直しが必要です。定期的に体重をチェックし、必要に応じて獣医師に相談しましょう。

予防薬投与前の注意点

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フィラリア予防薬を投与する前には、いくつかの注意点があります。事前の対策を怠ると、ペットの健康を損なう恐れがあります。

フィラリア検査

フィラリア予防薬は、未感染の犬や猫にのみ投与できます。感染している個体に投与すると、重大な副作用が起こる可能性があります。このため、予防薬投与前にはフィラリア検査が必須です。

検査方法には抗原検査と微小フィラリア検査の2種類があります。獣医師に相談して、適切な検査を受けましょう。

健康状態のチェック

高齢ペットや基礎疾患のあるペットでは、予防薬の副作用リスクが高くなる可能性があります。投与前に健康状態をチェックし、獣医師に相談することが不可欠です。

また、妊娠中や授乳期のペットにも、一部の予防薬は使用できません。獣医師に確認しながら、安全な予防を心がけましょう。

他の薬剤との相互作用

ペットが他の薬剤を服用している場合、フィラリア予防薬との相互作用に注意が必要です。特に免疫抑制剤やがん治療薬など、重要な薬剤を投与中のペットでは、十分な確認が求められます。

併用薬がある場合は、必ず獣医師に相談しましょう。予防薬の種類や投与タイミングを調整する必要があるかもしれません。

まとめ

フィラリア症は深刻な病気です。しかし、適切な予防薬の選択と投与によって、確実に予防することができます。様々なタイプの予防薬の中から、ペットに最適な製品を見つけましょう。

予防薬の投与に際しては、獣医師の指導に従うことが重要です。定期的な健康チェックと、適切な投与スケジュールの維持に努めましょう。これらの対策を怠らなければ、フィラリア症から愛するペットを守ることができるはずです。

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