朝起きたら目やにが増えている。白目が赤い。しきりに前足で顔をこすっている。
パグは目のトラブルが多い犬種です。うちのぶーたろう(6歳)も、目やにと充血で動物病院にかかりました。
この記事では、パグの目が傷つきやすい理由と、様子を見ていい場合・すぐ連れて行ったほうがいい場合の分け方、そして毎日のケアをまとめます。
先にお伝えしておくと、目の症状を素人が見分けるのは難しいです。迷ったら受診してください。うちも、様子を見ていた時間がもったいなかったと思っています。

なぜパグは目のトラブルが多いのか
目が顔の表面に近い
パグは短頭種で、顔の骨が短くできています。そのぶん眼窩(がんか=目のくぼみ)が浅く、眼球が前に出た状態になります。
横から見ると分かりやすく、パグの目はほとんど顔の表面にあります。かわいらしさの正体はここですが、同時に、ぶつけたり引っかいたりしやすいということでもあります。
顔のつくりについてはパグはなぜしわしわ?に詳しく書きました。
まばたきで目が閉じきらないことがある
目が大きく前に出ているため、まばたきをしても角膜の中央まで涙が行き渡りにくい場合があります。乾きやすいと、それだけ傷もつきやすくなります。
自分の毛やしわが当たる
鼻の上のしわが盛り上がっていると、そこに生えた毛が目に当たることがあります。地面のにおいを嗅ぐ姿勢が多いので、草や砂が入ることもあります。
うちのぶーたろうの場合
気づいたのは、目やにの量でした。いつもより明らかに多い。よく見ると白目も赤くなっていました。
動物病院で診てもらい、点眼薬で治療しました。今は目やにをこまめに取ることを日課にしています。
ちなみに同じ家で暮らしているゆきち(4歳)は、目ではなくしわの皮膚炎でした。同じ犬種・同じ性別・同じフードでも、出るトラブルは違います。「パグはこう」という一般論だけでは、自分の子に当てはまらないことがあります。
目やにの様子で見るポイント
目やには健康な犬にも出ます。問題は「いつもと違うか」です。
- 茶色〜黒っぽく、目頭に少量:寝起きに出る程度なら、多くは通常の範囲
- 量が急に増えた:何か起きているサイン
- 黄色や緑がかっている:感染が起きている可能性がある
- 涙が止まらない、涙やけが急に広がった:刺激か痛みがあるかもしれない
- 白っぽく濁っている:角膜の異常のことがある
ただし、色や量だけで病名は分かりません。あくまで「動物病院で何を伝えるか」の材料として見てください。
すぐ受診したほうがいいサイン
次の様子があるときは、様子を見ずに動物病院へ連れて行ってください。
- 目を開けられない、片目だけ細める
- 白目が赤い状態が続く
- 前足でしきりに顔をこする、床に顔をこすりつける
- 黒目が白く濁って見える
- 目の表面に傷やへこみがあるように見える
- まぶたが腫れている
- ぶつけた・引っかいた心当たりがある
とくに片目だけ様子が違うときは、痛みがあることが多いといわれます。パグの角膜のトラブルは進行が早い場合があるので、早めが安心です。
眼球が飛び出したときは緊急です
まれですが、強くぶつけたときや首を強く締めつけられたときに、眼球が眼窩から外れてしまうことがあります。短頭種で起きやすいとされる事故です。
この場合は一刻を争います。自分で戻そうとせず、清潔なガーゼを湿らせて目を覆い、すぐに動物病院へ連絡してください。
予防としては、首輪よりハーネスを使う、顔まわりをぶつけやすい場所に物を置かない、といった配慮があります。
毎日のケア
目やにの取り方

- コットンかガーゼをぬるま湯で湿らせる
- 固まった目やにに数秒当てて、ふやかす
- 目頭から外側へ、一方向に拭き取る
- 片目ずつ、別の面を使う
乾いたまま擦らないでください。固まった目やにを無理に取ろうとすると、周りの皮膚を傷つけます。ティッシュは繊維が残ることがあるので、うちはコットンを使っています。
目のまわりを拭くものです。ティッシュは繊維が残るので避けています。
やらないほうがいいこと
- 人用の目薬をさす:成分が犬に合わないことがあります
- 以前もらった目薬を使い回す:症状が違えば逆効果になることがあります
- 綿棒で目のきわをこする:眼球に触れる危険があります
- 「そのうち治る」と数日置く:角膜のトラブルは早いほうがいいとされます
しわのケアとセットで
鼻の上のしわが汚れていると、そこから目のまわりに影響することがあります。うちは毎日しわを拭いていますが、そのついでに目のまわりも見るようにしています。
しわの手順はパグのしわ掃除のやり方にまとめました。
かかる費用の目安
うちの場合、ぶーたろうの目とゆきちの皮膚を合わせて、1回の受診で診察料と薬代が2万円弱でした。
ペット保険には入っていなかったので全額自己負担でした。金額そのものより、「パグはこういうことが起きる犬種なんだ」と実感したのがこのときです。
ほかにどんな病気が多いかはパグがかかりやすい病気に書いています。
まとめ
- パグは眼窩が浅く目が前に出ているため、傷つきやすい
- 目やには「いつもと違うか」で判断する。色や量だけでは病名は分からない
- 片目だけ様子が違う、目を開けられない、黒目が濁る──このときは様子を見ずに受診
- 眼球が飛び出したら緊急。自分で戻さず、湿らせたガーゼで覆ってすぐ病院へ
- 目やには乾いたまま擦らず、ぬるま湯でふやかしてから目頭→外側へ
- 人用の目薬と、以前の薬の使い回しは避ける
症状の判断ができるのは獣医師だけです。この記事は、うちで経験したことと調べたことをまとめたものです。気になる様子があれば、早めに動物病院で診てもらってください。
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