しきりに掻いている。床や家具に顔をこすりつけている。夜中に音で目が覚める。
フォーンのパグ2頭、ぶーたろう(6歳)とゆきち(4歳)と暮らしています。うちのゆきちは皮膚炎・しわ炎と診断され、飲み薬と注射で治療しました。
この記事では、家でできるケアと、それでは足りない場合の見分け方を書きます。
まず確認したいこと
かゆみは、単なる「乾燥」で片づけられないことがあります。次のような様子があるときは、家でのケアを試す前に動物病院で診てもらってください。
- 皮膚が赤い、または黒ずんでいる
- 毛が薄くなっている場所がある
- ベタつきが強い、フケが増えた
- 湿ったにおい、酸っぱいにおいがする
- 夜も掻いていて眠れていない
- 掻いた場所が傷になっている
うちのゆきちがそうでした。顔をこすりつけているので見てみると、しわの間が赤くなっていました。
においだけを何とかしようとシャンプーの回数を増やしていたら、悪化させていたかもしれません。素人判断で様子を見ていた時間がもったいなかったと思っています。
家でできる6つのこと
1. しわを拭いて、乾かす
パグのかゆみで一番多いのがしわの間です。空気が通らず、皮脂と汚れがたまったまま湿った状態になります。
大事なのは、拭くことより乾かすことです。濡れたコットンで拭いただけで終わると、水分が残って逆効果になります。うちは拭いたあと、乾いたコットンで水気を取るまでをセットにしています。
手順はパグのしわ掃除のやり方にまとめました。
しわの間を拭くためのコットンです。
2. ブラッシングを増やす
パグは短毛ですが、毛は密に生えています。根元に抜け毛と皮脂がたまると、それがかゆみにつながります。
シャンプーの回数を増やすより、ブラッシングのほうが皮膚に負担がかかりません。
短毛用のラバーブラシです。力を入れずに撫でるように使います。
3. シャンプーの頻度と温度を見直す
かゆがっていると洗いたくなりますが、洗いすぎると皮脂を落としすぎて、かえって乾燥します。一般的な目安は月1〜2回です。
お湯は35〜37度。人の感覚より低めです。熱いお湯は皮脂を落としすぎるうえ、短頭種は体温が上がると呼吸が苦しくなります。
すすぎ残しは皮膚トラブルの原因になりやすいので、ここは時間をかけてください。最後に根元まで乾かすところまでが1セットです。
薬用シャンプーは動物病院で処方されることもあります。自己判断で選ぶ前に相談してください。
4. 室温と湿度を整える
夏は蒸れ、冬は乾燥。どちらもかゆみの原因になります。
湿度は40〜60%が目安です。冬に暖房を使うと一気に下がるので、乾燥する季節は皮膚の状態をいつもより気にして見るようにしています。
季節ごとの設定は犬のエアコンの使い方とパグの冬支度に書いています。
5. ノミ・ダニの予防を切らさない
室内飼いでも、散歩で草むらに入れば付きます。予防薬を切らしていないか確認してください。
予防薬は動物病院で処方してもらうものです。市販品を自己判断で使う前に、かかりつけで相談してください。
6. フードを疑うのは最後
食物アレルギーの可能性はありますが、いきなりフードを変えるのはおすすめしません。
原因が食べ物でなかった場合、変えたことで別の不調が出るだけです。それに、変えてしまうと「元のフードが原因だったか」も分からなくなります。
フードを疑うのは、上の5つを試して、それでも改善しないときです。選び方はパグのドッグフードの選び方にまとめました。
やらないほうがいいこと
- 人用の薬やクリームを塗る:舐めます。成分が犬に合わないことがあります
- 消毒液を直接つける:皮膚を傷めます
- 以前もらった薬を使い回す:症状が違えば逆効果になります
- 掻くのをやめさせようと叱る:かゆいから掻いています。原因が消えない限り止まりません
- シャンプーの回数を増やす:乾燥してかゆみが強くなることがあります
動物病院に行く目安
家でのケアを1週間ほど続けても変わらないときは、受診してください。
受診のときは、次のことを伝えられると診断が早くなります。
- いつから掻いているか
- どこを掻くか(顔/耳/脇/足先/お尻)
- 季節によって変わるか
- フードを変えたか
- 今やっているケアと、予防薬の種類
掻いている場所の写真を撮っておくと役に立ちます。病院では落ち着いていて、症状が出ていないことがあるためです。
まとめ
- 赤み・脱毛・においの変化・夜も掻く、があるときは先に受診
- しわは拭くより乾かすほうが大事
- シャンプーを増やすより、ブラッシングを増やす
- お湯は35〜37度。すすぎと乾燥に時間をかける
- 湿度は40〜60%。冬の乾燥に注意
- ノミ・ダニの予防を切らさない
- フードを疑うのは最後。いきなり変えない
かゆみの原因は一つとは限りません。症状の判断ができるのは獣医師だけです。この記事は、うちで経験したことと調べたことをまとめたものです。
あわせて読みたい
- パグのしわ掃除のやり方:拭くより乾かすほうが大事です
- パグの体臭対策:においの発生源は3か所
- パグがかかりやすい病気:ほかに多い病気
- パグの抜け毛:換毛期は抜け毛とかゆみが同時に出ることがあります














コメント