パグミックスの値段|チワパグ・柴パグは純血より安いとは限らない

値札をつけたパグとミックス犬のイラスト(パグミックスの値段の記事) パグを知る
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「チワパグ 値段」「柴パグ 値段」のように、パグと別の犬種のミックスの値段を調べる人は少なくありません。ミックスなら純血より安いだろう、と考える人も多いと思います。

実際に販売サイトの数字を見てみると、そう単純ではありませんでした。チワパグのペットショップでの平均価格は、パグやチワワより20万円ほど高かったのです。

うちはフォーンのパグ2頭、ぶーたろう(6歳)とゆきち(3歳)と暮らしていますが、2頭とも純血で、ミックスを迎えたことはありません。この記事の価格は、2026年8〜9月に販売サイトで調べて整理したものです。

蝶ネクタイをつけて座るパグ
うちの2頭は純血のパグです。ミックスではありません

この記事のポイント

  • パグミックスは、純血より安いとは限らない(チワパグの平均は約46.9万円)
  • 掲載が1〜3件の組み合わせは、平均価格=その1頭の値段に近い
  • 値段を左右するのは、組み合わせの珍しさ・見た目・月齢・売っている場所
  • パグコーギー、パグズーなどは販売サイトにほとんど出てこない
  • 値段より、両親の犬種と体重、呼吸・目・しわの状態を確かめる

パグミックスの販売価格(2026年8〜9月に調べた数字)

全国のペットショップの子犬を載せている「ペットミー」は、犬種ごとに平均価格と掲載数を公開しています。パグが入ったミックスと、その親になる犬種を並べました。

犬種平均価格掲載数
チワパグ(チワワ×パグ)約46.9万円3件
ペキパグ(ペキニーズ×パグ)約28.4万円1件
柴パグ(柴犬×パグ)約27.5万円1件
フレンチパグ(フレンチブルドッグ×パグ)約20.3万円11件
パグ約26.9万円150件
チワワ約25.2万円1,281件
柴犬約24.0万円549件
ペキニーズ約28.9万円122件
フレンチブルドッグ約39.2万円205件
出典:ペットミー 各犬種ページ(2026年8月集計の平均価格。2026-09-19確認)

ブリーダー直販の「みんなのブリーダー」も見ました(2026年9月19日時点)。パグは185頭が掲載されていて、1ページ目の28頭は15万〜48万円、真ん中あたりが28万円でした。パグが入ったミックスはチワパグの1頭だけで、2025年3月生まれ(1歳半)の男の子が15万円です。

もうひとつのブリーダーサイト「ブリーダーナビ」では、同じ日にチワパグの掲載は0頭でした。

数字から分かる3つのこと

ミックスだから安い、とは限らない

チワパグの平均46.9万円は、パグ(26.9万円)ともチワワ(25.2万円)とも20万円ほど離れています。柴パグとペキパグも、親の犬種とほぼ同じか少し高いくらいです。

ミックスは「純血より安い犬」ではなく、「組み合わせと1頭ごとの条件で値段が決まる犬」と考えたほうが実態に近いと思います。

掲載が数件だと、平均は1頭の値段でほぼ決まる

柴パグとペキパグの掲載は1件ずつです。この場合の「平均価格」は、その1頭につけられた値段そのものです。チワパグも3件しかないので、1頭が高ければ平均は大きく上がります。

掲載が150件あるパグの平均と、数件のミックスの平均は、同じ「平均」でも意味が違います。相場として読むのは難しい数字です。

親の値段がそのまま足されるわけではない

フレンチパグの平均は約20.3万円で、親のパグ(26.9万円)やフレンチブルドッグ(39.2万円)より安くなっていました。親が高い犬種だから子も高い、という関係にはなっていません。

ミックス犬の値段が決まるしくみ

数字を見たうえで、値段を左右しているものを整理します。純血のパグの値段の決まり方はパグの値段の相場にまとめましたが、ミックスには純血とは違う点がいくつかあります。

1. 組み合わせの珍しさ

チワワの掲載が1,281件なのに対して、チワパグは3件です。欲しい人がいても出回る数が少なければ、売る側は値段を下げる必要がありません。逆に、フレンチパグのように掲載が比較的多い組み合わせは、値段が落ち着きやすくなります。

2. 見た目がどちらの親に寄ったか

ミックスは、同じ両親から生まれたきょうだいでも、顔立ちや毛の長さ、体の大きさがそろいません。パグの顔がはっきり出た子、チワワに近い小柄な子など、1頭ずつ見た目が違います。

純血のように「犬種の標準に近いかどうか」という物差しがないので、どんな見た目が好まれるかで値段が動きます。

3. 月齢

この点は純血と同じです。生後2〜3か月ごろが高く、月齢が進むと下がる傾向があります。みんなのブリーダーのチワパグ(1歳半・15万円)が、ペットショップの平均よりずっと安いのは、月齢の影響も大きいと思います。

4. 売っている場所

ペットショップは、ブリーダーから仕入れた子犬に店の経費を乗せて売ります。ブリーダー直販はその分がありません。ただ、上の15万円の子は月齢も違うので、同じ条件で比べた数字ではありません。

5. 血統書がない

ジャパンケネルクラブ(JKC)などの血統書は、純血の犬種が対象です。ミックスには発行されないので、純血で値段を押し上げる「親がドッグショーで入賞している」といった要素がありません。

検索されているのに、ほとんど売られていない組み合わせ

パグコーギー、パグピンシャー(ミニチュアピンシャー×パグ)、パグポメ(ポメラニアン×パグ)、パグズー(シーズー×パグ)、ボストンパグ(ボストンテリア×パグ)なども、値段を調べる人がいます。

ただ、今回見たペットミーとみんなのブリーダーでは、これらの組み合わせの掲載は見つかりませんでした。出てくるとしても、個人のブリーダーや知り合いの家で生まれた子を、その都度値段をつけて譲るという形が多いのだと思います。

そういう子の値段には、比べる相場がありません。金額より、両親がどんな犬かを聞けるかどうかのほうが大事です。

値段より先に確かめておきたいこと

両親の犬種と体の大きさ

ミックスは大人になったときの大きさが読みにくい犬です。両親の体重を聞いておくと、おおよその見当がつきます。パグは6〜8kgほどなので、コーギーや柴犬と組み合わさると、それより大きく育つこともあります。

大きさはペット保険料にも関わります。たとえばアイペット損保は、ミックス犬を成犬時の予想体重で分類していて、12kg未満・12kg以上20kg未満・20kg以上で区分が変わります。

パグ側から受け継ぐかもしれない体質

「ミックスは丈夫」と言われることがありますが、両親の犬種がかかりやすい病気を、どちらも受け継ぐ可能性があります。パグの場合は、鼻が短いことによる呼吸のしづらさ、目のトラブル、しわの間の皮膚炎です。

うちも2頭それぞれ、皮膚と目で通院しました。パグに寄った顔の子ほど、このあたりは気にしておいたほうがいいと思います。部位ごとのリスクはパグがかかりやすい病気に書いています。

見に行ったときに見ること

  • 呼吸:静かにしているときにゼーゼー、ブーブーという音がしないか
  • 目:目やにの量、白目の充血
  • 顔のしわ:しわがある子は、その間が赤くなっていないか
  • 親犬:会えるなら両親の様子。会えなければ写真と体重だけでも
  • 生まれた日:生後56日を過ぎているか

最後の項目は法律の話です。動物愛護管理法により、2021年6月から、ペットショップやブリーダーは原則として生後56日を過ぎていない子犬を販売・引き渡しできません(環境省)。極端に幼い子を勧められたら、理由を聞いたほうがいいと思います。

迎えたあとにかかるお金

うちの2頭は純血ですが、迎えたあとのお金は、ミックスでもパグの体質を持っていれば似た形になると思います。

うちは皮膚と目の治療で、2頭合わせて2万円近くかかりました。病院1回ぶんの金額で、ペット保険はやめていたので全額自己負担です。購入価格が20万円でも40万円でも、このあとにかかるお金は値札に書いてありません。

よくある質問

パグミックスは純血のパグより安いですか

安いとは限りません。2026年8月のペットショップの平均では、チワパグ(約46.9万円)はパグ(約26.9万円)より高く、フレンチパグ(約20.3万円)は安くなっていました。組み合わせと1頭ごとの条件で決まります。

パグコーギーやパグズーはどこで買えますか

今回調べた販売サイトでは掲載が見つかりませんでした。個人のブリーダーのところで生まれた子が、その都度譲られることが多いようです。見つけた場合は、両親の犬種と体重、健康状態を聞いてから考えるのがいいと思います。

大人になったらどのくらいの大きさになりますか

両親の大きさの間に収まることが多いですが、どちらに似るかは生まれてみないと分かりません。両親の体重を聞くのが一番確かな目安です。

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