抱っこしたあと、自分の服がパグのにおいになっている。そんな経験はありませんか。
パグのにおいには、はっきりした発生源があります。多くは「しわ」「皮脂」「垂れ耳」の3つです。そして順番としては、洗う回数を増やすより先にやるべきことがあります。
フォーンのパグ2頭と暮らしている飼い主が、原因ごとの対処をまとめました。
まず確認したいこと:においが急に強くなっていないか
いつもと同じケアをしているのに、急ににおいが強くなった。この場合は、皮膚のトラブルが起きている可能性があります。
うちのゆきち(4歳)がそうでした。顔をこすりつけて掻いているので見てみると、しわの間が赤くなっていました。動物病院で診てもらったところ、皮膚炎・しわ炎という診断で、飲み薬と注射で治療しました。
においだけを何とかしようとシャンプーの回数を増やしていたら、悪化させていたかもしれません。次のような様子があるときは、洗う前に動物病院で診てもらってください。
- しわの間や体が赤い
- しきりに掻く、こすりつける
- ベタつきが強い、フケが増えた
- 湿ったにおい、酸っぱいにおいがする
症状の判断ができるのは獣医師だけです。うちも、素人判断で様子を見ていた時間がもったいなかったと思っています。
においの発生源は3つある

1. しわの間
パグのにおいで一番多いのがここです。しわの内側は空気が通らず、皮脂と汚れがたまったまま湿った状態になります。
ポイントは、拭くことより乾かすことです。濡れたコットンで拭いただけで終わると、水分が残って逆効果になります。うちは拭いたあと、乾いたコットンかティッシュで水気を取るまでをセットにしています。
頻度と手順はパグのしわ掃除に詳しく書きました。
2. 体の皮脂
パグは短毛ですが、毛は密に生えています。根元に皮脂がたまりやすく、それが酸化するとにおいに変わります。
ここで効くのが、シャンプーよりブラッシングです。抜け毛と表面の汚れを落としておくだけで、においの出方が変わります。うちはブラッシングをしていない時期が長かったのですが、抜け毛の多い季節はやったほうがいいと感じています。
3. 垂れ耳の内側
パグの耳はふたをするように垂れているため、内側が蒸れます。ここも見落とされやすい発生源です。
耳の入り口付近を、イヤークリーナーを含ませたコットンで軽く拭きます。綿棒を奥まで入れるのは避けてください。汚れを押し込んでしまいます。茶色い耳垢が続く、においが強い、頭を振る回数が増えた——このときは外耳炎の可能性があるので受診をおすすめします。
シャンプーの頻度と手順

洗いすぎは逆効果になる
においが気になると洗う回数を増やしたくなりますが、皮脂を落としすぎると皮膚が乾燥し、かえって皮脂が出ることがあります。
一般的な目安は月1〜2回です。ただし皮膚の状態によって変わるので、トラブルを抱えている場合は動物病院で頻度とシャンプー剤を相談してください。薬用シャンプーを処方されることもあります。
手順
- ブラッシング:先に抜け毛を取る。濡らしてからでは絡まる
- 予洗い:35〜37度のぬるま湯で全身を濡らす。ここで汚れの大半が落ちる
- シャンプー:泡立ててから乗せる。原液を直接つけない
- すすぎ:時間をかける。すすぎ残しが皮膚トラブルの原因になりやすい
- タオル:こすらず押さえて水分を取る
- ドライヤー:根元まで乾かす。しわの間も忘れずに
お湯の温度は人の感覚より低めです。熱いお湯は皮脂を落としすぎるうえ、短頭種は体温が上がると呼吸が苦しくなります。浴室の換気を回しながら、手早く終わらせてください。
一番大事なのは最後の乾燥
生乾きは、においの最大の原因です。表面が乾いていても、毛の根元としわの内側が湿っていると、その日のうちににおい始めます。
ドライヤーは温風を当てっぱなしにせず、動かしながら風を通します。しわは指で軽く広げて、内側に風を入れてください。
シャンプー以外でにおいが出る場合
体を洗ってもにおうときは、別の場所を疑います。
- 口:歯垢や歯周病。パグは顎が短く歯が窮屈なため、汚れが残りやすい
- 肛門腺:たまると強いにおいが出る。自分で絞れない場合は動物病院やトリミングサロンで
- 足の裏:指の間が蒸れる
- フード:合わないと体臭や便のにおいが変わることがある
フードについてはパグのドッグフードの選び方にまとめています。
夏は特ににおいやすい
気温と湿度が上がると、皮脂の分泌も雑菌の繁殖も増えます。パグは暑さに弱い犬種なので、室温管理はにおい対策としても意味があります。
うちは夏のエアコンを20度に設定しています。人には寒いくらいですが、2頭にはこれくらいがちょうどいいようです。設定の考え方は犬のエアコンの使い方に書きました。
まとめ
- 急ににおいが強くなったときは、洗う前に動物病院へ。皮膚トラブルのことがある
- においの発生源は主に「しわ」「体の皮脂」「垂れ耳」の3つ
- しわは拭くより乾かすほうが大事
- シャンプーは月1〜2回が目安。洗いすぎるとかえって皮脂が出る
- お湯は35〜37度。仕上げの乾燥を根元まで
- 体を洗ってもにおうときは、口・肛門腺・足の裏・フードを疑う
- パグの抜け毛:ブラッシングの回数を増やすと、においの出方も変わります
うちのゆきちの場合、毎日しわを拭くようになってから、においも皮膚の状態も落ち着きました。地味な作業ですが、サボると翌日に差が出るのが分かります。
シャンプーと乾燥の道具を選ぶときのポイント
においの対策は、道具より手順のほうが大事です。そのうえで、選ぶときに見ておきたい点を挙げます。
低刺激・無香料のもの。皮膚が弱い子は獣医師に相談してから
拭き取り用のコットン。ティッシュは繊維が残ります
風量のあるドライヤー。生乾きがにおいの最大の原因です
※うちで使っているものではありません。選ぶときの目安として挙げています。当ブログはアフィリエイトプログラムに参加しており、リンク経由の購入で報酬を得る場合があります。














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