パグは暑さに弱い犬種としてよく語られます。ただ、寒さにも強くありません。短毛で、体を覆う毛が薄いからです。
フォーンのパグ2頭、ぶーたろう(6歳)とゆきち(4歳)と暮らしています。この記事では、冬に何度くらいの室温にするか、服はいるのか、散歩の時間、暖房の注意点をまとめます。うちでやっていることも書きました。
冬の室温は何度にするか

目安は20〜25度、湿度40〜60%
犬にとって快適とされる室温は、一般に20〜25度あたりといわれます。パグは短毛なので、この範囲の中でも下げすぎないほうが無難です。
ただし、数字より大事なのは犬がいる高さの温度です。暖かい空気は上にたまるので、人が立って感じる温度と、床で寝ている犬が感じる温度は違います。
温湿度計を床から30cmくらいの位置に置くと、実際のところが分かります。うちは夏にエアコンを20度に設定していますが、冬は逆に、床付近が冷えていないかを見るようにしています。
夏の設定の考え方は犬のエアコンの使い方に書きました。
湿度を落としすぎない
冬に見落としやすいのが湿度です。暖房を使うと空気が乾きます。
パグにとって乾燥が問題なのは、しわの周りの皮膚が荒れやすくなるからです。うちのゆきちは、しわの間が赤くなって皮膚炎・しわ炎と診断されたことがあります。乾燥する季節は、皮膚の状態をいつもより気にして見るようにしています。
しわのケアはパグのしわ掃除のやり方にまとめています。
服はいるのか
結論から言うと、室内では基本的にいりません。散歩では、あると助かる場面があります。
パグは短毛で、体を覆う毛が薄い犬種です。外に出たときの寒暖差は、思っているより体にきます。とくに次のような場合は、着せることを考えていいと思います。
- 朝晩の散歩で、外が10度を下回るとき
- 風が強い日
- 雨や雪で体が濡れるとき
- 子犬やシニア犬
選ぶときは、首まわりがきつくないものを。パグは短頭種で気道が狭いため、首を圧迫すると呼吸がしにくくなります。
また、着せっぱなしにしないことも大事です。服の下は蒸れます。うちは散歩から帰ったらすぐ脱がせるようにしています。
散歩用に1枚あると助かります。首まわりがきつくないものを選んでください。
冬の散歩
夏とは逆の時間帯に
夏は朝早くか夜だけにしていますが、冬はその逆になります。日が出ている暖かい時間帯のほうが体に負担がかかりません。
早朝や夜の冷えた空気は、短頭種にはこたえます。冷たい空気を吸い込むと気道が刺激されて、咳き込んだり呼吸が荒くなったりすることがあります。
帰ってからの乾燥まで含めて散歩
足が濡れたまま放っておくと、指の間が荒れます。うちは帰ったら足を拭いて、しわのあたりも確認するようにしています。
拭くだけで終わらず、乾かすところまでをセットにするのは、夏も冬も変わりません。
暖房で気をつけること
ヒーターを使うなら、カバー付きで温度を段階的に変えられるものを選びます。低温やけどを避けるためです。
低温やけど
ホットカーペットや湯たんぽの上で、犬が長時間動かずに寝てしまうことがあります。熱くないと感じる温度でも、同じ場所が触れ続けると低温やけどになることがあります。
暖かい場所と、そうでない場所の両方を用意して、自分で移動できるようにするのが安全です。
ストーブとの距離
パグは顔が平らで、目が前に出ています。ストーブに近づきすぎると、目や鼻先が乾きやすくなります。柵などで距離を取れるようにしておくと安心です。
目のトラブルについてはパグの目やにと目の充血に書いています。
留守番中の温度
出かけている間に暖房を切ると、部屋が一気に冷えます。かといって、つけっぱなしで暖まりすぎるのも困ります。
温度が分かる見守りカメラを使うか、エアコンを一定温度で回しておくほうが、結果として安心だと思います。
室温を測る道具と、留守中に確認できるカメラです。どちらも「床の近くに置けるか」で選びます。
夏に使っていたものは、そのまま使えない
うちは今年の夏から高床式のメッシュベッドを使っています。床から浮いていて下から風が抜けるので、夏はよく寝ていました。
ただ、この構造は冬には向きません。風が抜けるということは、体温も逃げるということです。寒くなってきたら、毛布を敷くか、冬用の寝床に切り替える必要があります。
季節でベッドを替えるのは面倒ですが、夏用のものを冬もそのまま使っていると、寒い場所で寝かせ続けることになります。
寝床の選び方はパグと一緒に寝るときにも書きました。
冬は太りやすい
寒いと散歩の時間が短くなります。動く量が減るのに、食べる量は変わらない。冬に体重が増えるのはこの流れです。
パグはもともと太りやすい犬種です。うちのぶーたろうは食べ物への執着が強く、台所で袋の音がしただけで走ってきます。冬は特に、おやつの出し方に気をつけています。
体重が増えると、呼吸のしにくさにも影響します。パグの太り過ぎ対策に、量の決め方を書きました。
まとめ
- 室温の目安は20〜25度。ただし犬がいる床付近の温度で見る
- 暖房で乾燥する。しわの周りが荒れやすくなるので皮膚をよく見る
- 服は室内では不要。散歩では、10度を下回る日や風の強い日にあると助かる
- 散歩は夏と逆で、日中の暖かい時間帯に
- 低温やけどに注意。暖かい場所と涼しい場所の両方を用意する
- 夏用の高床式ベッドは冬には向かない。毛布を敷くか切り替える
- 運動量が減るぶん太りやすい。おやつの量に注意
咳が続く、呼吸が荒い、皮膚の赤みが引かないといった様子があるときは、寒さのせいと決めつけずに動物病院で診てもらってください。
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