パグは暑さに弱い犬種としてよく語られますが、寒さにも強くありません。短毛で、体を覆う毛が薄いからです。
フォーンのパグ2頭、ぶーたろう(6歳)とゆきち(4歳)と暮らしています。この記事では、冬に使う道具を用途ごとに比べます。
結論:買う順番はこれです
- 温湿度計(約600円)— まずこれ。他の道具が要るかどうかは、これがないと判断できません
- 毛布・ブランケット(約1,000〜3,700円)— 電気を使わない。留守番中も安全
- ペットヒーター(約3,500〜4,400円)— 寒冷地や、床が冷える家なら
- 犬用の服(約1,300円〜)— 散歩用。室内では基本的に不要
いきなりヒーターを買う必要はありません。まず室温を測ってからです。
比較表
| 道具 | 価格の目安 | 電気 | 留守番中 | 優先度 |
|---|---|---|---|---|
| 温湿度計 | 約600円 | 電池 | ○ | 最優先 |
| 毛布・ブランケット | 約1,000〜3,700円 | 不要 | ○ 安全 | 高い |
| ペットヒーター | 約3,500〜4,400円 | 必要 | △ 低温やけどに注意 | 中 |
| 湯たんぽ(レンジ式) | 約3,000円 | 不要 | △ 数時間で冷める | 中 |
| 犬用の服 | 約1,300円〜 | 不要 | ✕ 着せっぱなしにしない | 散歩用のみ |
| ペットカメラ | 約3,300〜4,200円 | 必要 | ○ 温度が見える | 留守が長い人 |
価格は執筆時点のものです。
1. 温湿度計(最優先)
犬にとって快適とされる室温は20〜25度、湿度は40〜60%あたりとされます。
ただ、数字より大事なのは犬がいる高さの温度です。暖かい空気は上にたまるので、人が立って感じる温度と、床で寝ている犬が感じる温度は違います。
床から30cmくらいの位置に置いてください。ここで測って20度を下回らないなら、ヒーターは要りません。毛布で足ります。
もうひとつ、冬は湿度を見落としがちです。暖房で空気が乾くと、しわの周りの皮膚が荒れやすくなります。うちのゆきちは、しわの間が赤くなって皮膚炎・しわ炎と診断されたことがあります。
2. 毛布・ブランケット
電気を使わないので、留守番中でも安全です。ここが一番の利点です。
犬は自分で潜ります。寒ければ丸まって中に入り、暑ければ出てきます。自分で調節できるのが、ヒーターにはない良さです。
選ぶときは洗えるものを。抜け毛とよだれで、思ったより汚れます。2枚あると洗い替えができて楽です。
- 良い点:安全。安い。洗える。犬が自分で調節できる
- 気になる点:極端に寒い部屋だと足りない
3. ペットヒーター
床が冷える家や、寒冷地なら選択肢に入ります。ただし低温やけどに注意が必要です。
熱くないと感じる温度でも、同じ場所が触れ続けると低温やけどになります。犬は気持ちいいと動かないので、なおさら起きやすくなります。
対策は単純です。暖かい場所と、そうでない場所の両方を用意すること。ヒーターは部屋の一部にだけ敷いて、犬が自分で移動できるようにします。
選ぶときは次の2点です。
- 温度調節ができること。段階が多いほど調整しやすい
- カバーが洗えること。直接触れるので汚れます
4. 湯たんぽ(レンジで温めるタイプ)
電子レンジで温めて使うタイプです。コードがないので、かじる心配がありません。
数時間で冷めるので、留守番が長いときのメインにはなりません。夜のあいだ寝床に入れておく、といった使い方に向きます。
- 良い点:コードがない。電気代がかからない
- 気になる点:冷める。カバーなしで使うと低温やけどの危険
5. 犬用の服(散歩用)
室内では基本的にいりません。散歩では、あると助かる場面があります。
- 朝晩の散歩で、外が10度を下回るとき
- 風が強い日
- 雨や雪で体が濡れるとき
- 子犬やシニア犬
選ぶときは首まわりがきつくないものを。パグは短頭種で気道が狭いため、首を圧迫すると呼吸がしにくくなります。
また、着せっぱなしにしないでください。服の下は蒸れます。散歩から帰ったら脱がせます。
6. ペットカメラ(留守が長い人)
出かけている間に暖房を切ると、部屋が一気に冷えます。かといって、つけっぱなしで暖まりすぎるのも困ります。
温度が表示されるタイプを選ぶと、外出先から室温を確認できます。留守が長い家では、これが一番の安心材料になります。
※この記事の商品はうちで使っているものではありません。選ぶときの目安として挙げています。
買う前に知っておきたいこと
夏に買ったベッドは冬に使えません
うちは今年の夏から高床式のメッシュベッドを使っています。床から浮いていて下から風が抜けるので、夏はよく寝ていました。
ただ、この構造は冬には向きません。風が抜けるということは、体温も逃げるということです。新しく買う前に、まず今のベッドが冬向きか確認してください。毛布を敷くだけで済むこともあります。
冬は太りやすい
寒いと散歩が短くなります。動く量が減るのに食べる量は変わらないので、体重が増えます。暖房器具より、おやつの管理のほうが効くこともあります。
よくある質問
ヒーターと毛布、どちらを先に買うべきですか
毛布です。電気を使わないので留守番中も安全で、犬が自分で調節できます。それで寒そうなら、ヒーターを足してください。
エアコンだけでは足りませんか
足りることが多いです。ただし床の近くを測ってから判断してください。設定20度でも、床付近は15度ということがあります。
パグは何度から寒がりますか
個体差がありますが、床付近で18度を下回ると丸まって動かなくなることが増えます。震えている、隅に固まっている、といった様子が目安になります。
まとめ
- まず温湿度計。床から30cmで測る。他が要るかはここで決まる
- 次に毛布。電気を使わず、犬が自分で調節できる
- ヒーターは部屋の一部だけに敷く。低温やけどを避けるため
- 湯たんぽはコードがない利点があるが、数時間で冷める
- 服は散歩用。室内では不要。首まわりがきつくないものを
- 留守が長いなら、温度が見えるペットカメラ
- 夏用の高床式ベッドは冬に向きません
咳が続く、呼吸が荒い、皮膚の赤みが引かないといった様子があるときは、寒さのせいと決めつけずに動物病院で診てもらってください。
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