パグは食べることへの執着が強い犬種です。うちの上の子も、食べ物が絡むと別の犬になります。この記事では、パグが好んで食べるもの、与えてはいけないもの、そして1日の量の決め方をまとめます。
パグの食欲が強い理由

パグは食欲が旺盛な犬種として知られています。理由はいくつかあります。
遺伝的要因
パグは中国で愛玩犬として繁殖されてきた犬種です。狩猟や牧羊のように体を使う仕事をしてきた犬種ではないため、運動で消費する量に対して食欲が勝ちやすい、と言われます。満腹のサインが出にくい個体もいます。
身体的特徴
体つきもずんぐりしていて、体重のわりに運動量が多くありません。短頭種なので長く走らせることもできません。つまり、食べる量に対して消費が追いつきにくい体をしています。
食べることの楽しさ
うちのぶーたろうは、台所で袋の音がしただけで走ってきます。この反応の速さを見ていると、食べることがこの犬種にとってかなり大きな位置を占めているのが分かります。
ゆきちは食べ方が汚い|器からこぼす理由と対策
食欲の出方は2頭でまったく違います。ぶーたろうは音だけで走ってくるタイプですが、ゆきちは食べ方が汚く、器からフードをこぼしまくりながら食べます。
パグが器からこぼしやすいのには、顔の形が関係しています。マズル(鼻先)が短く平たいので、深い器や口のせまい器だと底のフードに口が届きにくく、鼻で器を押したり、フードを外へかき出したりしやすくなります。
こぼす量を減らすには、次のような工夫がよく勧められます。
- 浅くて口の広い器にする:鼻先が底まで届くので、かき出さずに食べられる
- 斜めに傾いた器や台を使う:フードが手前に集まり、顔を押しつけずに食べられる
- 滑り止めのある器やマットを使う:器が動いて逃げるのを防げる。こぼれた粒の片付けも楽になる
- 粒の形を見直す:短頭種がくわえやすい形の粒のフードもある(後半のフード比較表を参照)

うちでは、ごはんは2頭別々の場所であげていて、ぶーたろうはケージの中で食べます。こぼしたフードをもう1頭が食べてしまうと1日の量の管理がずれるので、2頭以上いる家では食べる場所を分けておくと、それぞれが食べた量を把握しやすくなります。
食欲を管理する必要がある理由
欲しがるままに与えると、体重が増えます。パグの場合これは見た目の問題では済みません。体重が増えると、もともと狭い気道がさらに圧迫されて呼吸が苦しくなります。
パグの健康を守るために
- 食事の量を管理する
- 健康に良い食材を選ぶ
- 定期的に運動をさせる
パグに足していい食材と、1日の上限量

「パグが好きな食べ物ランキング」は、このページには載せていません。犬種ごとの好みを順位づけした調査が見当たらず、順位の根拠を示せないからです。代わりに、与えても問題のない食材と、1日どれだけまでなら足していいのかを、計算できる形で書きます。
おやつは1日に必要なカロリーの10%まで
おやつやトッピングは、1日の総カロリーの10%以内にとどめるのが理想とされています。残りの90%は総合栄養食のドッグフードで満たす、という考え方です。おやつをあげた日は、その分だけフードを減らして帳尻を合わせます。
では、うちのパグの「1日に必要なカロリー」はいくつなのか。計算式は公開されています。
RER(安静時に必要なエネルギー)= 70 ×(体重kg)の0.75乗
DER(1日に必要なエネルギー)= RER × 活動係数
活動係数は成犬の場合、避妊・去勢済みなら1.6、していなければ1.8、太り気味やシニアなら1.4、減量したいなら1.0を使います。パグによくある体重で計算すると、こうなります。
| 体重 | RER | 1日に必要なカロリー (去勢済み・係数1.6) | おやつの上限 (10%) |
|---|---|---|---|
| 5kg | 234kcal | 374kcal | 37kcal |
| 6kg | 268kcal | 429kcal | 43kcal |
| 7kg | 301kcal | 482kcal | 48kcal |
| 8kg | 333kcal | 533kcal | 53kcal |
| 9kg | 364kcal | 582kcal | 58kcal |
| 10kg | 394kcal | 630kcal | 63kcal |
8kgのパグなら、おやつに使えるのは1日53kcalまでです。ささみ1本や、さつまいも一切れで埋まってしまう量でした。
体重と状態を入れるだけで計算できるようにしたので、うちの数字はこちらで確認してください。
与えても問題のない食材
鶏むね肉、ささみ、ブロッコリー、さつまいも、かぼちゃ、りんご、無糖のヨーグルト。いずれも犬に与えて問題のない食材です。ただし味付けはしません。塩や醤油、砂糖は犬には不要で、このあと書くとおり調味料は与えてはいけないものに入ります。茹でる、蒸す、それだけでそのまま出します。
りんごは皮をむいて薄く切り、芯と種は必ず取ります。さつまいもとかぼちゃは糖質が多いので、量は上の表の枠の中で。ヨーグルトは無糖のものだけです。
そして、どれも「おやつ」の枠の中で考えます。体に良い食材でも、主食に上乗せすれば太ります。パグにとって体重増加は見た目の問題では済みません。もともと狭い気道がさらに圧迫されて、呼吸が苦しくなります。
与えてはいけない食べ物

パグはそのかわいらしい姿から、おやつをあげたくなる存在ですが、実際には絶対に与えてはいけない食品がいくつかあります。これらの食品はパグの健康に深刻な影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。ここでは、特に危険とされる食材について詳しく見ていきましょう。
危険な野菜
- たまねぎ:たまねぎやネギの仲間は、少量でもパグに貧血を引き起こすリスクがあります。調理済みの食品にも含まれていることがあるため、注意深くチェックが必要です。
- ニンニク:ニンニクは犬にとって有害で、万が一与えてしまうと腎臓に深刻なダメージを与える恐れがあります。
カカオを含む食べ物
- チョコレート:私たち人間には美味しいおやつでも、パグには激しい中毒を引き起こす危険があります。特にダークチョコレートは特に避けた方が良いでしょう。
調味料や香辛料
- しょうゆや砂糖:パグの食事に味付けをする必要はありません。これらは塩分が高く、健康への影響が懸念されています。
- わさびやからし:これらの辛味の強い調味料は犬にとって不適切であり、消化不良を引き起こすことがあります。
危険な果物
- ぶどうとレーズン:これらの果物はパグにとって腎臓に危険を及ぼす可能性があります。また、イチジクもリスクが高く、皮や葉には中毒を引き起こす成分が含まれています。
生肉や生卵
- 生の肉や内臓:寄生虫や細菌のリスクがあるため、生のお肉や内臓は絶対に避け、必ず加熱したものを与えるようにしましょう。特に肝臓や腎臓に問題があるパグには注意が必要です。
動物の骨
- 鶏の骨や牛の骨:これらの骨は細かく割れやすく、喉に詰まる危険性があります。また、魚の骨も同様のリスクがあるため、与えない方が賢明です。
カフェインを含む飲み物
- お茶やコーヒー:カフェインは神経系に悪影響を及ぼす可能性があり、最悪の場合、発作を引き起こすこともあるため、絶対に与えないようにしてください。
加工食品
- ハムやウインナー:これらの加工食品には添加物や塩分が多く含まれており、パグの健康に影響を及ぼす可能性があります。
ガムやお菓子(キシリトール)
- キシリトール入りのガム・タブレット・人用の歯みがき粉:犬が口にするとインスリンが急に出て血糖値が下がり、30分〜12時間のうちに嘔吐、ふらつき、けいれんが出ることがあります。量が多いと肝臓にも影響します。シュガーレスのお菓子や歯みがき粉は、犬の届く場所に置かないでください。
これらの食材は、一見無害に思えるものもありますが、実際にはパグにとって危険です。ここに挙げたものは、少量でも体に影響が出ることがあります。家族にも共有しておくと安心です。
食事量の目安と与え方

パグは食欲旺盛な犬種であり、饅頭のような愛らしい見た目と相まって、見逃しがちな食事管理が重要です。ここでは、パグに適した食事量を正しく管理するためのポイントや与え方のコツを紹介します。
食事量の目安は「g」ではなく「kcal」から決める
「成犬なら1日何グラム」という書き方をよく見かけますが、これは正確ではありません。フードによって100gあたりのカロリーが250kcalから450kcalまで開きがあるので、同じグラム数でも中身が倍近く違うことがあるからです。
先ほどの式で必要なカロリーを出してから、使っているフードのカロリーでグラムに直します。
1日のフード量(g)= 1日に必要なカロリー ÷ フードの100gあたりkcal × 100
たとえば8kgの去勢済みの成犬で、100gあたり360kcalのフードを使っている場合。1日に必要なカロリーは533kcalなので、533 ÷ 360 × 100 = 約148g。これを朝晩2回に分けます。おやつを53kcal分あげた日は、フードを133gに減らして帳尻を合わせます。
フードのカロリーは袋の成分表示に「代謝エネルギー」や「ME」として書いてあります。
| フードの100gあたりkcal | 8kgのパグの1日量 |
|---|---|
| 300kcal | 約178g |
| 350kcal | 約152g |
| 400kcal | 約133g |
| 450kcal | 約118g |
子犬・妊娠中・授乳中は活動係数が別になります。また、これはあくまで出発点です。2週間ほど体重を測り続けて、増えていれば減らす、減っていれば増やす、という調整をしてください。
与え方のコツ
パグに対する給餌方法も、健康管理において重要な要素となります。次のポイントに注意して、愛犬に適切に餌を与えましょう。
- 定期的な時間に与える: 毎日同じ時間に食事を与えることで、規則正しい生活リズムを築くことができます。
- 食事の分割: 特に子犬期は回数を増やし、小分けにして与えることで消化を助けます。成犬以降も、運動量に応じて適宜調整します。
- 食べるスピードに注目: パグはあっという間に食事を終えてしまうことが多いため、必要に応じて食器を工夫し、ゆっくり食べられる環境を整えることが大切です。
繊細な体調管理
パグの健康を維持するには、日々の体調の変化に気づけるかどうかが大きいです。
- 糞の状態で調整: うんちの質を観察することで、食事量や内容の適正を判断できます。柔らかければ量を減らし、硬ければ増やすことを心掛けましょう。
- 体重管理: 定期的に体重を測定し、増減のチェックをします。肥満を避けるために、獣医師と相談しながら最適な食事量を見つけるよう努めましょう。
量と内容を決めておくと、日々の食事管理がぶれにくくなります。
うちで使っているフード
うちでは、ぶーたろう(6歳)とゆきち(3歳)のパグ2頭に、ウェルケアのパグ専用フードをあげています。ぶーたろうは食べ物への執着がかなり強いので、決まった時間に決まった量を出すようにしています。
フードが体に合うかどうかは、同じ犬種でも個体差が大きい部分です。切り替えるときは1週間ほどかけて少しずつ混ぜていき、便の状態を見ながら進めると安心です。気になる症状が出た場合は動物病院に相談してください。
手作りおやつのレシピ

パグはその愛らしい性格と食欲旺盛な性質から、手作りのおやつを作る楽しい機会を持つことができます。ここでは、パグの健康を考えたおやつレシピをいくつか紹介します。これらのおやつは、栄養価が高く、しかもパグが大好きな味付けになっています。
さつまいもクッキー
材料
- さつまいも:1本
- 小麦粉(全粒粉または米粉でも可):1カップ
- オリーブオイル:大さじ2
- 水:適量
作り方
- さつまいもをゆでて、柔らかくなるまで火を通します。
- ゆでたさつまいもをつぶし、小麦粉とオリーブオイルを加えます。
- 水を少しずつ加えながら、まとまりのある生地を作ります。
- 生地を伸ばし、好みの形に型抜きします。
- 180℃のオーブンで約15分焼き、冷ましてから与えましょう。
鶏肉と野菜のボール
材料
- 鶏むね肉:150g
- キャロット:1/2本
- ブロッコリー:適量
- ひき割りオートミール:1/2カップ
作り方
- 鶏肉を細かく刻み、野菜も同じく細かく切ります。
- 全ての材料をボウルに入れ、よく混ぜ合わせます。 3.ひと口大のボールに成形し、オーブントースターで約10分焼きます。
- 冷ましてから、パグに与えましょう。
りんごのスライス
材料
- リンゴ:1個
作り方
- リンゴの皮をむき、種を取り除きます。
- 薄くスライスし、電子レンジで数分加熱します(柔らかくなるまで)。
- 冷ましたら、そのまま与えるか、乾燥させて保存用のおやつとして活用します。
おやつを作るときの注意点
- 新鮮な材料を使う:安全で新鮮な食材を選ぶことが、愛犬の健康を維持するために重要です。
- 添加物を避ける:市販のおやつには多くの添加物が含まれている場合がありますが、自家製なら安心です。
- 適量を守る:手作りのおやつでも、与えすぎには注意が必要です。特にパグは肥満になりやすい犬種ですので、適切な量を考えましょう。
市販のおやつと違って、何が入っているかが分かるのが手作りの利点です。ただし日持ちしないので、作った分は数日で使い切ってください。
どのフードを選ぶか|犬種別・体重管理・グレインフリーの比較
ここからは、実際にうちで使っているフードと、選ぶときに見ているところです。
結論:迷ったら犬種別から
先に結論を書きます。
- とにかく迷いたくない → 犬種別(パグ専用)
- 太りやすいのが気になる → 体重管理タイプ
- 皮膚や便の調子がよくない → まず動物病院。そのうえでグレインフリーを検討
「これを食べればパグが健康になる」というフードはありません。合う合わないは個体差が大きく、同じ家の2頭でも違います。この記事は「どう絞るか」の話です。
比較表
| タイプ | 価格の目安 | 特徴 | 向いている子 |
|---|---|---|---|
| ウェルケア パグ専用 | 2.7kg 約1,600円 | 犬種別。粒がパグ向けに設計されている | 迷いたくない/初めて |
| ロイヤルカナン パグ | 1.5kg 約3,000円 | 犬種別。しわの多い顔でも食べやすい粒形 | 食べこぼしが多い子 |
| 体重管理タイプ | 1kg 約2,200円 | カロリーを抑えてある | すでに太り気味の子 |
| グレインフリー | 800g 約2,300円〜 | 穀物不使用 | 穀物アレルギーが分かっている子 |
価格は執筆時点のものです。内容量が違うので、100gあたりで比べてください。
1. ウェルケア パグ専用(うちが使っているもの)
決め手は単純で、パグ専用と書いてあったからでした。犬種別フードは選択肢がそれほど多くないので、比較する数がかなり減ります。迷う時間を減らせたというのが正直なところです。
2頭とも問題なく食べていて、便の状態も安定しています。ただ、これは「うちの2頭に合っている」という以上の意味はありません。
- 良い点:犬種別なので選ぶ手間が少ない。2.7kgと5.5kgがあり、頭数で選べる
- 気になる点:取扱店が限られる。近所のホームセンターにはありませんでした
2. ロイヤルカナン パグ 成犬〜高齢犬用
もうひとつの犬種別です。うちでは使っていませんが、パグ用フードを調べると必ず出てきます。
特徴は粒の形です。パグは鼻が短く、口の中が詰まっているので、粒が大きいと食べにくく、丸のみしやすくなります。この製品はそこを考えた形状になっています。
- 良い点:入手しやすい。取扱店が多い
- 気になる点:1.5kgで約3,000円と、100gあたりでは割高
3. 体重管理タイプ
すでに太り気味なら、犬種別より優先していいと思います。
パグにとって体重は見た目の問題ではなく、呼吸の問題です。体重が増えると狭い気道がさらに圧迫されます。うちのぶーたろうは食べ物への執着が強く、台所で袋の音がしただけで走ってくるので、量には気をつけています。
- 良い点:同じ量でカロリーを抑えられる。量を減らすより犬が不満を感じにくい
- 気になる点:これに変えただけでは減りません。散歩とおやつの見直しとセットです
量の決め方はパグの太り過ぎ対策に書きました。
4. グレインフリー
「穀物不使用」をうたうフードです。ただ、すべての犬に穀物が悪いわけではありません。
穀物アレルギーがある子には意味がありますが、そうでない子にとっては選ぶ理由になりません。しかも、アレルギーがあるかどうかは見た目では分かりません。
- 良い点:穀物アレルギーがある場合には有効
- 気になる点:価格が高い。アレルギーがない子には過剰
※うちで使っているのはウェルケアのパグ専用フードだけです。ほかは選ぶときの比較対象として挙げています。
もうひとつの選択肢:無添加・国産
ここまでの4つとは系統が違いますが、「人が食べられる食材だけで作る」とうたっている国産フードもあります。原材料の表示を見て選びたい人には候補になります。
うちでは使っていないので、使用感は書けません。ただ、この系統は市販のフードより価格が高くなりがちなので、いきなり大袋を買うより試せる形があるかどうかで判断するのが現実的です。
選ぶときに見る4つのこと
1. 総合栄養食かどうか
パッケージに「総合栄養食」と書かれているものは、そのフードと水だけで必要な栄養が摂れる設計です。「一般食」「副食」「間食」はそれだけでは足りません。袋の裏に小さく書かれているので見落としやすい部分です。
2. 100gあたりのカロリー
だいたい350〜400kcalの製品が多く、これが高いほど少量で足ります。フードを変えたときに「今までと同じ量」であげるのが一番危険です。
3. 原材料の1番目
原材料は使用量の多い順に書かれています。「チキン」「サーモン」のように動物性たんぱく質が先頭なら基本形。とうもろこしや小麦が先頭なら、かさ増しの割合が高いと考えられます。
4. 粒の大きさと形
小粒で平べったい形が食べやすいとされます。犬種別フードはここが調整されているので楽です。
切り替えるときは1週間かけて
- 1〜2日目:新しいフード25%/今までのフード75%
- 3〜4日目:半分ずつ
- 5〜6日目:新しいフード75%
- 7日目以降:新しいフードだけ
この間、便の状態を見てください。ゆるくなったら一段階戻します。急ぐ理由はありません。
開けたあとの保存のしかた
ドライフードは開封した時点から酸化が進みます。脂が酸化すると味が落ちて、急に食べなくなることがあります。フードを変えたわけでもないのに食いつきが落ちたときは、中身より保存のほうを疑ってみてください。
- 開封後は1か月をめどに使い切れる大きさを買う
- 袋の口を閉じたまま、袋ごと密閉容器に入れる
- 直射日光と高温を避ける。夏場は特に
- 冷蔵庫は出し入れのたびに結露するので避ける
フード選びでよく聞かれること
犬種別フードは本当に必要ですか
必須ではありません。総合栄養食で、粒が食べやすく、カロリーが合っていれば小型犬用でも問題ありません。犬種別の利点は「選択肢が減ること」です。
皮膚が荒れているのでフードを変えるべき?
変える前に動物病院で相談してください。
うちのゆきちは皮膚炎・しわ炎と診断されましたが、原因はフードではなくしわの間でした。詳しくはパグの体がかゆいときに書いています。
大袋のほうがお得ですか
単価は安くなりますが、開封後は酸化が進みます。1か月で使い切れる量を選んでください。うちは2頭いるので大袋でも回りますが、1頭なら小さめが確実です。
まとめ
この記事の要点は3つです。ひとつ、パグの1日に必要なカロリーは体重から計算できて、8kgならおよそ533kcal。おやつに回していいのはその10%、53kcalまでです。ふたつ、たまねぎ・ぶどう・チョコレート・キシリトールなど、少量でも中毒を起こす食材があります。家族全員が把握しておいてください。みっつ、与えていい食材でも味付けはしません。塩や砂糖は犬には不要です。
体重を入れるだけで計算できるツールも用意しました。→ パグの食事量・おやつ上限の計算ツール
よくある質問
パグの食欲が旺盛な理由は何ですか?
パグは中国で愛玩犬として繁殖されてきた犬種で、狩猟や牧羊のように体を使う仕事をしてきたわけではありません。短頭種なので長く走らせることもできず、食べる量に対して消費が追いつきにくい体をしています。そこに食べること自体の楽しさが加わって、食欲が強く見えやすいと言われます。うちのぶーたろうも、普段はおっとりしているのにごはんの時間だけは別の犬のようです。
パグが好きな食べ物は?
犬種ごとに好みを順位づけした調査は見当たらないので、「パグはこれが1位」という言い方はしていません。与えても問題のない食材としては、鶏むね肉、ささみ、ブロッコリー、さつまいも、かぼちゃ、りんご、無糖ヨーグルトなどがあります。いずれも味付けはせず、茹でるか蒸すだけで出します。量は1日の総カロリーの10%以内に収めてください。
与えてはいけない食べ物は?
パグには、たまねぎ、ニンニク、チョコレート、しょうゆ、わさび、ぶどう、レーズン、生の肉や内臓、骨、カフェイン含有飲料などを与えてはいけません。これらの食べ物は、貧血、腎臓障害、中毒などの深刻な健康被害を引き起こす可能性があるため、絶対に避ける必要があります。家族全員が把握しておくことが大事です。
食事量の目安はどれくらいですか?
体重から計算できます。RER(安静時に必要なエネルギー)=70×(体重kg)の0.75乗、1日に必要なカロリー=RER×活動係数(避妊去勢済みの成犬なら1.6)。8kgのパグなら1日533kcalで、100gあたり360kcalのフードなら約148gが目安です。袋に書いてある量はあくまで平均なので、いちど自分の犬の数字で計算しておくと確実です。食事は決まった時間に与え、回数や量を調整しながら、個体差に合わせて柔軟に対応することが大切です。また、食べるスピードに注意し、必要に応じて工夫した食器を使うなど、パグの健康を考えた給餌方法を心がけましょう。
この記事のポイント
- 1日の量は、体重からカロリーを計算して決める(8kgの去勢済み成犬で約533kcal)
- おやつやトッピングは1日の総カロリーの10%まで
- 「好きな食べ物ランキング」は根拠がないので載せていない
- 2頭以上いる家は、食べる場所を分けると量を管理しやすい
出典
- 栃木県動物愛護指導センター「愛犬と愛猫へのフード量はどう計算するの?」(RERの計算式)
https://www.douai.pref.tochigi.lg.jp/20240477_1/ - 池田動物病院「犬の食事量の計算方法|成犬」(活動係数、おやつは1日の総カロリーの10%以内)
https://ikedaanihos.com/dog-adult-nutrition-calculation/
あわせて読みたい
- パグの太り過ぎ対策:太らせない量の決め方
- 鹿の角は小型犬にどうか:うちで与えている噛むおやつ



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